6月8日にIron CowboyことJames Lawrence(ジェームス ロウレンス:以下James)が100回のIronmanの距離(3.8kmスイム、180kmのバイク、42.19のラン)を100日で完走したようです。
彼は、2015年に同じくフルのIronmanを50州で連日50日続けて行った人です。
それでは、足りなかったようで(笑)、今回はその倍を行ったようです。
彼のサイトでは、このプロジェクトは”Conquer 100″となっていて、Conquerとは「征服、打破、克服」などの意味があり、100回のフルのトライアスロンを毎日行うことへの強い意志が感じられます。

この挑戦は3月1日から始めたようで、毎日フルの距離を100日間行いこの挑戦を打破しました。
彼のトライアスロンへの情熱は2008年にハーフのIronman(70.3)のレースを完走したときに始まったようです。その後、2011年には、20のハーフのレースを22週間で行い、2012年には30のフルのIronmanのレースを一年間で行ったとのことです。それで、2015年には上記の50のレースを50州で毎日行うという挑戦し、そして今回の100のレースの挑戦につながったようです。
家族を含め多くのサポートを得て、満身創痍で完走したようですが、そのモティベーションの強さは想像できないものがあります。
そのモティベーションの一つに、このレースを通して”Operational Underground Raildoad”という子供達の人身売買の組織を撲滅させるための基金集めをしているようです。
彼はこの団体の映画をNetflixで見た時に感動して、この団体に問い合わせをして、今回のような基金集めにつながったといっています。彼自身にも5人の子供(4人の娘と1人の息子)がいて、他人事ではないと強く感じたのが理由のようです。
彼は、毎日のレースの中で「なぜ」ということを自問自答していたようです。なぜ、この挑戦をするのか。彼は毎日違うことを考えていたといいますが、結局は理由はともあれ自分の決めたことは絶対に行うという信念を確固たるものにしたと言っていました。
達観だと思います。特に、このような偉大な挑戦を終えた人からの言葉だと心に響くものがあります。
しかし、一年に一回のフルのレースでもとても大変なのに、それを100回というのはちょっと想像がつきませんね。
私もあと何回フルのレースに参加できるかわかりませんが、できるだけトレーニングもレースも楽しみたいと思った驚愕のニュースでした。
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