アメリカのイチジク
庭のイチジクが一気に熟れだしてきました。
食物繊維が多く食べすぎるとお腹が緩くなるといわれるイチジク。そんなに一気に食べれないし、すぐに悪くなっていってしまうので、妻がジャムを作ってくれました。
やはり旬のものは美味しいですね。
こちらアメリカでは、Fig Bar(フィグ バー)というのをよく見かけ、一緒にトレーニングしているトライアスリートもよく食べています。
Fig Barはイチジク(Fig)のお菓子で、クッキー生地の中にイチジクのジャムを包んでいるものです。(日本にもあるんですかね?)
一つずつ包装していて、持ち運び出来やすいですし、大きさもビブショーツ・トライスーツのポケットに入る大きさで、なかなか腹持ちが良いので重宝します。
栄養価
そんなイチジクの栄養価と効能って凄いですね。
まず、ペクチン。水溶性の食物繊維で、腸内細菌のエサとなります。食物繊維には水に溶けない不溶性と水に溶ける水溶性があり、特に水溶性の食物繊維は、腸内細菌が分解しやすくエサになりやすいといわれています。レース前の軽量化には最適。
ペクチンといえば、リンゴですが、リンゴは「一日一個で医者いらず」と言われているのはペクチンの効用かもしれません。
次に、カリウム。アスリートの方には良く知られたミネラルの一つですよね。筋肉のけいれんが起きた時は、カリウムを含んだ電解質を多くとります。(もしくはけいれんを起こさないように、トレーニング中に積極的に取ります)
栄養を細胞に運ぶはたらきもあり、筋肉の収縮や神経のはたらきを助けています。また、心臓の鼓動を一定に保ち、体内の塩分を調節しますので非常にアスリートには重要なものです。
カリウムで重宝する食材といえばバナナですよね。エネルギーになる天然の糖分(炭水化物)を含み、あまり胃の負担にならないという好条件を持ち合わせているバナナはアスリートには有難いです。
あとは、カルシウムや鉄分などの重要なミネラルも含んでいます。イチジクのカルシウムと鉄分の含有量は果物類の中では比較的多めに含まれる栄養らしいです。
そしてフィシン。イチジクをもぎ取ると、乳白色の液体が出てきますが、これはフィシンが含まれているからです。フィシンはたん白質分解酵素(消化酵素)が含まれており、消化作用を促進させるので胃弱を改善したりします。ですので、運動中や運動後の栄養補給には良いです。また、二日酔いを改善する効果があるようです。
とまあ、こう見ると結構素晴らしい栄養価がありますね。
ドライフルーツ
こちらではよくイチジクのドライフルーツもよく見かけますが、私はあまりドライフルーツが食べないようにしています。
栄養価は素晴らしいと思うのですが、食べやすくついつい食べてしまうので、糖分を多くとってしまうからです。
また、バイクの栄養補給に携帯したことがありましたが、噛むのが面倒で、消化吸収が効果的ではなかった経験があるので、特に運動中には敬遠しています。
ジャム
そういった意味で、ジャムは良いですね。ジャムは水分をとばしていますので干しいちじくと同様に栄養が凝縮されて栄養価が高くなります。かといって、これも食べすぎると糖分の取りすぎになるので注意が必要ですよね。
多分、今週末には殆どのイチジクが熟れてくると思うので、せっせと収穫しようと思っています。
コメント