今日は、今年初のオープンウオーターでの泳ぎに行ってきました。
朝の気温は、8度ほど。普段よりも少し暖かく感じます。
ただ、ここ1週間ほど波が大きく、一昨日(月曜日)が最大だったようで、リポートで7フィートから9フィート。メートル換算ですと、2mから2.7mとなります。

サーファーの間では、オーバーヘッドからダブルというところでしょうか。
そんな大きなうねりも大分落ち着き、今日水曜日の予報は、4~5フィート(1.2~1.5m)とのこと。ただ、やはり急にうねりが収まるわけもなく、セットといわれるまとまって入ってくる波の集団はかなりデカい。優に2mはあります。もっとも、海面から見ているから大きく見えるのでしょうけれど、恐怖感は半端ないです。

そんな日の、泳ぎが始まりました。人数は10人。見た感じ、セットの波は4本。ただ、波と波の間がだいぶ開いてきているので、2本波をやり過ごせば、次の2本はなんとかブレークする前に抜けれそうな予感。
急がず、息が上がらないようにゆっくりと泳いでいきます。波を食らうのは確実なので、そのブレークした波の下を潜る息を保たなくてはいけません。
潜った時に息が苦しかったら、どうしても早く上がろうとして、崩れた後のスープといわれる白い波に引っ張られて岸に戻されてしまうので、潜る時は「潜って、潜って、ゆっくり上がる」というのが良いらしいです。
ただねぇ、泳ぎ初めで、それも冷たい水の中を潜る一発目というのはかなり勇気がいります。そして、上がった時はかなり息が上がっています。ただ、そこで止まると次の波に捕まるので、泳がなくてはいけません。
結局、2本目を食らい、海面に上がってきたら次の波が来ているのが見えましたが、大きくなくやり過ごせそうとふみ、上がった息をプッシュしてもうひと泳ぎ。ラッキーなことに、何とか崩れる前ギリギリで波上を通過でき、次のセット最後の波も余裕をもって超すことができました。
ただ、2回波を食らったせいで、かなり流されており、沖のブイまで余計に泳がなくてはいけませんでした。

ただ、波のブレークする域(サーフライン)を超すとあとはうねりの中を泳いでいくので、ただただ呼吸を整えて泳いでいきます。
沖で皆と落ち合い、今日は岸まで泳がずに南の岸にある階段を目指して泳ぐことにしました。岸まで泳いで、またあのお化けセットをやり過ごすのは無理がありますからねぇ。
それで、今日はその南の位置までを4往復のメニュー。ただ、それで終わりではなく、岸に戻るのも一苦労。
セットの波に巻かれたら大変なので、戻るときはサーフラインにくると、後ろを気にしながら泳ぐ必要があります。波がきたら、潜ってやり過ごすか、強者はその波に乗っていくかの選択があります。

もちろん、私は前者の潜る選択を取りましたが、最初の波は結構でかく、頭の上で波が崩れたので、潜っていても振動を食らい、海面に上がっても下に引かれる流れに足を取られ、水面下に少し引かれ苦しい思いをしました。次の波が来るまで岸に泳がなくてはいけません。
岸に戻るときにセットに当たった時の対処法としては、そのまま3つか4つのセットを潜ってやり過ごして、セット後に一機に岸に泳ぐか。もしくは、セットの間を縫って岸に戻るかがあります。
私の今回の場合は、私の位置がセットのど真ん中(波が崩れる真下)、という状況とセットの間隔が今日は長いということで、一発目を食らってから泳ぎました。大きい波だったので、引いてくる波(水量)も大きいのでなかなか進みませんが、なんとか進むことができ次の波がだいぶ後ろで崩れてくれたので、その白浪に押されて大分岸に戻れました。
そこで、とにかく全力のスイムを決行。オールアウトで約10秒ほど。次の白波が来る頃には、足が着くところに戻ってこれたので一安心。
ただ、足が着いたといっても、岸からの波の引きは半端なく、しかもオールアウトでの泳ぎの後なので気を抜けば一機に体を持っていかれます。そこは気合で何とか持ちこたえ波が引いた後に走り、岸に無事に戻ることができました。
最後に、今朝8時半が新月の満潮なので通常より泳ぐ距離が長く、岸の波の引きの強さはいつも以上に感じます。潮の満ち引きも重要な点ですので、高波の時は気を付けてください。
そんな、今日の泳ぎは2.2km。ペースは2分22秒となってかなり遅いですが、さすがにこの波の中を泳ぐのは仕方がないですね。

良い、練習になりました。
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