9月8日にIronman 70.3 Worldchampionshipの男子の部のレースが行われました。
私の所属するトライアスロンクラブのリーダーも無事に完走して、自分の目標を達成したとのことでした。
コースは本当に素晴らしいコースだったようで、羨ましい限りです。
男子プロのレースは、かなり濃厚なレースだったようで、Global Triathlon Networkがその模様をアップしてくれているので、その要約です。
序章
男子プロの部は、ITUのチャンピオンやオリンピックのメダリスト、またIRONMAN World Championが出場しており、 かなり選手層が厚くなっています。
スイム
スイムは、やはりオーストラリアのJosh Ambergerが一位で終えました。2位はイギリスのBrownlee Alistair。しかし、スイムの先頭グループは18人ほどおり、ほぼ差はない状態。皆、23分台で、トップと18位のタイム差は40秒。
その中にはスペインのJavier Gomezが7位に入っています。
ドイツのPatrick Langeはスイムは19位で、トップとの差は1分15秒。
また、同じくドイツのIRONMAN世界チャンピオンのSebastian Kienleはトップとの差が3分3秒というタイムでスイムを終えました。
バイク
コース始めはフラットで、T1を終えみな順次バイクに出ていきますが、レースが変わるのはやはり上り坂。
まず、Brownlee Alistairが登りでトップに躍り出て、そのまま頂上まで引っ張っていきます。
Brownlee Alistairを追う先頭グループには、アメリカのBen KanuteとノルウェーのGustav Idenがいます。面白いのは、Gustav IdenはTTバイクではなく、ロードバイクを使用していたこと。
そして、ゲームが変わったのは、下り坂でのアメリカの選手。Rodolphe Von Berg。登りでも強い走りを見せていましたが、下りではその技術を発揮し、Ben Kanute、Gustav IdenそしてBrownlee Alistairを抜かし、そのままT2へ。
ということで、一位はRodolphe Von Berg、2位はGustav Iden、そして3位はBrownlee Alistairとなりました。
素晴らしかったのは、Sebastian Kienle。スイムではトップと大きな差がありましたが、さすが世界チャンピオン、バイクは5位につけました。
ラン
バイクでのRodolphe Von BergとGustav Idenは1秒差で、T2へ。
Gustav Idenがランで飛び出し、Brownlee Alistairがそれを追う感じ。しかし、Gustav Idenの走りは調子が良く、16Km地点では2分の差を開けていました。
フィニッシュは、Gustav Idenが一位になり、その後にBrownlee Alistair、そして3位はRodolphe Von Bergとなりました。
バイクでの上位3位が、最後の結果に結びついたという感じですね。
Sebastian Kienleもランを頑張り、5位という結果に終わりました。ランのタイムだけをみると、Gustav Idenに続き2位となっています。
試合後インタビュー
Gustav Iden
レースでの勝敗はバイクでの下りとのこと。
登りはかなり力をいれてレースをしたが、下りでは脚を休めランにつなげるために、あまり力を入れなかったと言っており、またロードバイクを使用したことに関しては、新しいTTバイクに慣れていなく、慣れているロードバイクを使用したとのこと。
レース中は常に自分のペースを確認しており、ランの最後の5kは非常に疲れてきたが、自分のペースを見ている限り大丈夫と思い、そのままフィニッシュすることができた。
Brownlee Alistair
レース自体はとても良かったが、素晴らしい選手が沢山いたので、気が抜けなかった。
スイムは必死に泳いで、とにかくJosh Ambergerについていった。それが良かったように思う。
バイクもしっかりと出来たし、登りも調子が良かった。
しかしランのほうは最初の10kは問題なかったが、徐々に疲れてきて、最後の5kは栄養補給の問題か、解らないが力が入らなくなったとのこと。
まとめ
やはりGustav Idenが素晴らしいレースをしました。彼はどの種目もトップレベルなので凄い選手です。
スイムは先頭集団にいましたし、バイクも2位ですが、一位とは一秒差。そして、ランはタイムは一位。
この結果だけ見ると、やはり彼が引っ張ったレースということになります。
色々なYouTubeでニースのレースみてみましたが、素晴らしい場所ですね。一度行ってみたいな、と思う場所でした。
5週間後のコナでのWorld Championshipがこれから楽しみです。
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