和魂洋才

2021 Ironman California 140.6 はレース開始1時間前に中止

トライアスロン レース

今年のアイアンマンカリフォルニア(IRONMAN California 140.6)は、カリフォルニアでは珍しい暴風雨のために中止になりました。

この暴風雨はBomb cycloneと呼ばれ非常に強い風雨を伴います。レースの会場になっているサクラメント市では洪水警報が出され、ニュースでは非常に警戒されていました。

ニュースによるとこれほど大きな台風並みの暴風雨が来るのは100年に1度とのことで、それがこのレースでの日に直撃したと言うのはもう仕方がないかなと思いました。

雨は土曜日の夜から降り出し日曜日の夜まで降ると言う24時間の雨となりました。

レース前夜の8時半に寝る準備をしていたら、アイアンマンでバイクメカニックをしている知り合いからメッセージが届き明日のバイクコースは半分になると言う話を聞きました。

そしてその数分後にアイアンマンからオフィシャルのテキストメッセージが届き、その旨の通達が出されました。その時点では、スイムとランは通常で行うとの事でした。

この時点ですでにショックを受けましたが、まだレースができると言う望みにかけてその夜は寝ました。

朝は4時に起床。外を見てみると雨がひどく風も強くなってきています。食事をして準備を終え5時に出発。

会場に向かい用意されていたテントの中でウェットスーツに着替えました。このテントも風で凄い音を立てて、時折の突風でかなり揺れました。

着替えたらバイクの準備をしてスイム会場に向かおうとしたところでバイクメカニックの知り合いが声をかけてくれてしばらく立ち話をしていました。風雨は午後にかけて酷くなっていくという状況を考えると、キャンセルにしたほうがいいかもしれないねと言う話をしていました。

すでに、朝の時点で雨風が強く、突風が吹くと体が揺れるくらいの強さなので、かなり危険なレースであることは誰に目にもも明らかでした。そのような話をしていると、オフィシャルのアナウンスでキャンセルの通達が出されました。

かなりショックでしたが、その後のトランジションでの混雑を避けるためにとにかく会場からバイクとトランジションバックを持って出ることにしました。

ホテルに戻ってきたのは7時過ぎ。なかなかの脱力感でしたが、もう1日滞在しても仕方ないのでフロントに行って1日分のホテル宿泊をキャンセルしてもらいました。

ホテル側もこちらの事情がわかっているのか快く対応してくれて12時までにチェックアウトすれば良いと言われました。

それからゆっくり片付けをして10時にホテルを出て帰路につきました。

レースがキャンセルになったのは残念でしたが参加者だけでなくボランティアの方達の安全を考えたら最善の決定だったと思います。

気を取り直して来年へのレースに向けてまたトレーニングを開始します。

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