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トライアスリートにHYROXは必要か?マーク・アレンが語るトレーニングの枠を超える重要性

トライアスロン
https://markallengrip.substack.com/p/why-triathletes-should-do-a-hyrox

マーク・アレンのSubstackに「Why Triathletes Should Do HYROX(なぜトライアスリートはHYROXをすべきか)」という記事がありましたので紹介します。

伝説のトライアスリートである彼はまず、トライアスロンという競技についてこう述べています。

トライアスロンは、スイム・バイク・ランという3つの種目をトレーニングし、その能力だけでレースを完走できる素晴らしいスポーツです。しかし同時に、長く同じ競技だけを続けることには注意も必要だとも言います。

なぜなら、同じトレーニングばかり続けていると、体はその動きに特化して適応していくからです。

そこで彼が紹介しているのが、HYROXのようなトレーニングです。

HYROXとは

ところで、HYROX(ハイロックス)という競技をご存じでしょうか。

HYROXはドイツで生まれたフィットネスレースで、ランニングと筋力系のワークアウトを組み合わせた競技です。レースは、1kmのランニング+1つのワークアウトという組み合わせを 8回繰り返す 形式になっています。

つまり

  • ランニング:合計8km
  • ワークアウト:8種目

で競うレースです。

最近では世界各地の都市で大会が開催されており、急速に人気が高まっています。この競技の特徴は、エリートアスリートだけでなく一般の人でも参加できることです。ジムで行うような機能的トレーニングとランニングを組み合わせた内容で、まさに体力の総合力が試される競技です。

興味のある方はこちらをご覧ください。

HYROX:すべての人のためのフィットネス競技
2023年には世界中で40以上のレースが開催され、90,000人を超えるアスリートと50,000人の観客が参加。ようこそ、ワールドシリーズ・オブ・フィットネスレーシングへ。

トレーニングの枠から出る重要性

マーク・アレンは、トレーニングにはもう一つ重要な視点があると言います。

それは、自分のトレーニングの枠から時々外に出ることです。慣れ親しんだトレーニングを続けると、体は特定の動きに効率よく適応していきます。これはパフォーマンス向上には役立ちます。しかし長い期間その枠から出ないと、体は特定の能力に特化した状態になってしまう可能性があります。

つまり、ある能力は非常に高くても、他の能力は十分に発達していない。そんな偏った身体になってしまうことがあるとのことです。

HYROXがもたらす身体能力

そこで役立つのがHYROXのようなトレーニングです。

HYROXにはランニングが含まれているため、トライアスリートにとっては馴染みやすい競技です。しかしそれに加えて、次のような能力が求められます。

  • 筋力
  • パワー
  • 筋持久力
  • 握力
  • 機能的な動き
  • 身体の協調性
  • 疲労した状態でも効率よく動き続ける能力

つまり、全身を使った総合的なフィットネス能力です。マーク・アレンは、これはトライアスリートにとって非常に良いことだと述べています。

トライアスロンを続けていると、「フィットネス=有酸素能力」という考え方に偏りがちです。もちろん、有酸素能力は非常に重要です。しかし、優れたアスリートになるためには、単に大きなエンジンを持つだけでは不十分です。必要なのは

  • 筋力
  • 安定性
  • 可動性
  • 回復力
  • 身体を統合して使う能力

などです。

強い体幹と安定したパフォーマンス

HYROXのような機能的トレーニングは、姿勢や体幹の安定性を高め、身体をより効率よく使えるようにします。これはトライアスロンでも非常に重要です。

例えば

  • マラソンの終盤
  • エアロバーで背中が疲れてきたとき
  • ランニングフォームが崩れ始めたとき

こうした場面では、体幹の強さや身体の安定性がパフォーマンスを大きく左右します。よりバランスの取れたアスリートは、疲労やプレッシャーの中でも安定した動きを維持することができます

トライアスロンとHYROXは「盟友」

結局のところ、HYROXとトライアスロンは対極にあるものではありません。むしろ、互いを補い合う関係だと言えます。

トライアスロンは

  • 持久力
  • ペース配分
  • 精神的な安定性

を養います。

一方、HYROXは

  • 筋力
  • 機能的フィットネス
  • 全身の耐久性

を高めます。

この二つが組み合わさることで、単独では得られない能力が生まれます。それは、よりバランスの取れたアスリートです。そしてそれこそが、私たちが目指すべき姿なのかもしれません。

私自身の考え

とはいえ、私自身の正直な感想も少し書いておきます。

この年齢になると、スイム・バイク・ランの3種目をトレーニングするだけでも、かなりの時間と体力を使います。私自身は、それだけでも十分だと感じています。

マーク・アレンはHYROXのような機能的トレーニングは、姿勢や体幹の安定性を高める、と言っていますが、3種目トレーニングで十分身体の安定性を高めて、効率の良い動きができているように思います。週に2回くらいは2種のトレーニングをしていますが、それだけでもかなりフラフラになっているので私にはこれ以上他の種目をすることは考えられません。

もちろん、今のトレーニングから一歩上を目指すなら、別の競技に挑戦して違う筋肉や能力を刺激するのは、とても良い方法だと思います。

ただ、個人的には私はこのトライアスロンの3種目のトレーニングが好きです。そしてこの時間のおかげで体は健康になり、気力も充実しています。

だから私の場合は、スイム・バイク・ラン、そして時々のウェイトトレーニング。それだけでも十分に人生を豊かにしてくれていると感じています。

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