4月20日のOutsideマガジンの記事で、ボストンマラソンでトップアスリートが履いていたシューズについての記事がありましたので紹介します。記事は”Who Wore Which Shoes at the 2023 Boston Marathon”という記事で、「2023年のボストンマラソンで誰がどのシューズを履いていたか」という記事です。
私も色々とランニングシューズを試していますが、新しいブランドが出てきたり、技術の更新であったり、斬新なデザインなど本当に自分と合うシューズと出会うのは難しいと実感しています。
今回のOutsideマガジンの記事では、2023年のボストンマラソンを完走した、男女のトップ25人のシューズのリストがありました。
ブランド
アディダスはエリートランナーの中で最も人気のあるブランドで、16 人のランナーがドイツブランドの Adizero Adios Pro 3model を着用していました。男子レースの上位 4 名と上位 25 名中の他4名。女子レースの準優勝者と上位 25 名中 の8 名が履いていました。
今回男子で1位だったChebetは「 Adizero Adios Pro 3 は、レースの終盤で本当に素晴らしい働きをして、登りからの疲れからすぐに回復して力強くフィニッシュするためのエネルギーを与えてくれます」と言っています。
ナイキは、完走者の中で 2 番目に人気のあるブランドであり、14 人のランナーがトップクラスのヴェイパーフライ(Vaporfly)またはアルファフライ (alphafly)モデルのバリエーションを履いていました。
シューズ
シューズの種類でみてみると、男女共にみてみると1位は上記アディダスのAdizero Adios Pro 3model。次に人気のあったシューズは、NIKEでVaporfly(8)とAlphafly(6)の計14人が履いていました。3位はASICSのMetaspeed Sky+で6人が既成バージョンで走り、エマ ベイツ(Emma Bates)とサラ ホール(Sara Hall)はまだリリースされていないワールド アスレチックス承認のプロトタイプを着用してしたようです。ASICSは計8人が履いていました。
しかし、興味深い靴は、女子チャンピオンのヘレン・オビリ(Hellen Obiri)が履いていた On CloudTri 1 でした。これは、マラソン選手や長距離トライアスロン選手向けに設計された、非常に反応の良い世界陸上競技認定のプロトタイプです。 On は Adidas、Asics、Nike、Brooks などのブランドと比べるとまだ比較的新しいブランドですが、このスイスのブランドはかなりの進化を遂げています。
Obiri の勝利は、Gustav Iden の 2022 Ironman World Championships 優勝、Ollie Hoare の昨夏の Commonwealth Games での 1,500 メートル走での金メダル獲得、Alicia Monson の最近の 10,000 メートル走でのアメリカ記録などで On ブランドが有名になってきています。
トップアスリートが履いてたシューズのリストとその人数
- Adidas – 16
- Nike – 14
- Asics – 8
- Brooks – 4
- Puma – 2
- Saucony – 2
- Xtep – 1
- Hoka – 1
- On – 1
- Salomon – 1
まとめ
今回のボストンマラソンでは、ブランド別ではアディダスとナイキが強かったようです。靴別にみると、アシックスとナイキがかなりのシェアを伸ばしていました。あと、Onは一人だけでしたが、女子の優勝者が履いていたことで今後注目を集めていくことでしょう。
トライアスロンでは、Onは大分人気を集めてきているように思います。Ironmanのスポンサーもしているので、Onを履いているトライアスリートは多く見ます。しかし、私の個人的感想では、まだトライアスロンの中ではアシックスが強いように思います。
このようにエリートアスリートのシューズをみてみると、これらのブランドが会社の命運をかけてシューズを開発しているのが分かります。そしてそれを履いたアスリートからのフィードバックを基にまた開発していくという循環なんですね。私も多くの靴の種類から自分に合ったシューズを見つけられるように今後もリサーチしていきたいと思います。
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