昨日4月18日、アメリカ・テキサス州のザ・ウッドランズにてIRONMAN・テキサスが開催されました。
この大会は北米におけるシーズン初戦のロング(フルディスタンス)であり、4月初旬の「IRONMAN 70.3 オーシャンサイド」から転戦してくるプロ選手も多く、非常に注目度の高い一戦です。
さらに今回は「アイアンマン・プロシリーズ」の一環として、男子74名、女子22名という世界選手権さながらの豪華なスタメンのリストからの闘いになりました。10月のコナ(IRONMAN世界選手権)のスロット、高額な賞金、そしてシリーズポイントを懸けた、まさに激戦となった今回のレースを振り返ります。
男子:ブルメンフェルトが異次元の強さで圧倒
男子の頂点に立ったのは、やはりクリスティアン・ブルメンフェルト(ノルウェー)でした。

3週間前の70.3オーシャンサイドでの圧勝劇から、その勢いは全く衰えていません。今回の記録は7時間21分24秒。これは、自身がアイアンマン・コスメルで叩き出した世界最高記録(7時間21分11秒)にわずか13秒差まで迫る、歴代2位の驚異的なタイムです。
特筆すべきは、ランのタイム。フルマラソンを2時間30分47秒という、アイアンマンの後半とは思えないスピードで駆け抜けました。

男子プロ リザルト(TOP3)

3位にはブルメンフェルトのチームメイトであるキャスパー・ストルネスが入り、ノルウェー勢の層の厚さを見せつけました。
女子:ソルヴェイグ・ロヴセトが逆転で米国3連勝
女子レースを制したのは、昨年の世界王者ソルヴェイグ・ロヴセト(ノルウェー)。男子に続き、女子もノルウェー勢が表彰台を射止めました。
レース展開は、スイムからテイラー・ニブ(アメリカ)がリードする展開。しかし、ロヴセトはバイク終盤で猛追を仕掛け、ランの10km地点でついにニブを捉えます。そこからは独走状態でリードを広げ、アメリカで開催されたアイアンマンで見事3連勝を飾りました。

女子プロ リザルト(TOP3)

レースの総評とポイント
今回のテキサスは、例年とは少し違うコンディションでした。

- 天候の誤算: 通常は30度を超える酷暑のレースとして知られていますが、今回は雨の影響もあり、非常に涼しいコンディションとなりました。
- 過酷なサバイバル: 涼しさに助けられた一方で、激しい順位争いやメカトラブルも多発。男女合わせて19名が途中棄権(DNF)するという厳しい戦いとなりました。
- 優勝候補の明暗: 優勝候補筆頭の一人だったキャット・マシューズ(イギリス)は、バイクの故障により無念のリタイア。その隙を見逃さず、確実に勝利を掴んだロヴセトの強さが際立つ結果となりました。
男女ともにノルウェー勢が圧倒した今回のテキサス。この勢いが今シーズンのアイアンマン・プロシリーズにどう影響していくのか、今後の展開から目が離せないですね


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